先日、すごい夢を見たのでここに記しておく。
街中を歩いていたときのこと。超高度の空に長い水蒸気の尾を引いた物体が見えた。だんだん近づいてくるようだ。そばに居た人が「月だ!月が落ちてくるぞ!!」と叫んだ。その途端、街中がパニックになる。わたしはなぜか冷静に近づいてくる月を観察していた。
「この距離だとクレーターが鮮明に見えるね。」とか言いながら、既に相当近い距離(右の絵の状態)まで近づいた月を眺めていた。そんなとき、金属装甲を施して耐衝撃性を上げたバスが現れた。乗り込むとそのバスは近所の地下街に降りていくのであった。
地下街では地上の様子を知らない人たちがショッピングを楽しんでいた。バスの中には「この人たちはまだ地上の様子を知らないんだね。かわいそうに」と話す親子連れが居た。
地下街の入り組んだ区画を抜け、巨大なシェルター内部に辿り着いた。シェルターの出入り口である重厚なゲート「ガコンッ」という鈍い音とともに閉じられた。
シェルターの深部に繋がる数百メートルはあるであろうエスカレータに乗って、居住区まで降りてきた。先にシェルターに辿り着いた人たちは食堂(マクドナルド風)で食事を採っているのが見えた。自分に割り当てられた部屋に移動する途中、地鳴りのような音とともにシェルター全体が細かく震えているのが感じられた。おそらく月が地表に激突したのだろう。ユカタン半島沖に激突した隕石よりも巨大な月が墜落したのだ。どれほどの大惨事が起こったのであろうか。成層圏を突き抜けるほどの津波やむき出しになったマントル、周囲何百キロにわたって剥ぎ取られた空気、周辺の物体を全てなぎ倒す強烈な衝撃波などを想像していたところで目が覚めた。
実はわたしの興味のある分野として「小惑星の衝突」がある。この分野では日本スペースガード協会(この協会のHPによると10年前に地球から11万kmに接近した小惑星があるそうだ。11万kmは地球から月までの距離の3分の1)が有名なのだ。こういうのに興味があるから見た夢なのかもしれないなー。
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