夕方はちょうど暇があったため、知り合いに教えてもらった「すらっぷ×すらっぷ」というバンドのライブを観るために高円寺のJIROKICHIというライブハウスに向かった。
会場1時間前、既に4人の人が入り口前に並んでいた。当然ながらわたしも並ぶことになる。4月といえども東京はまだ寒い。日が落ちて寒風吹きすさび、よもや拷問の様相を呈してきた、と言っても過言ではなかった。我慢も限界に近づいた頃、ようやくライブハウスの扉が開いたのであった。
ポテチとピザをつまみにビールを一杯。1時間ほどくつろいだ頃にライブはスタートした。
二人のベーシスト(須藤満さんと下野人司さん)が織り成すアグレッシブなジャズファンクは壮絶そのものであった。お二人とも日本では著名なスラップ奏者。しかしながら片やハンマリングを多用するフュージョン系スラッパー、一方はダウンアップサムピングを多用するファンク系スラッパーというある意味スラップ流派の両極にいる二人が同じフレーズをジャストに弾きこなし、ユニゾンしている様は圧巻である。ベースデュオに酔いしれた3時間はあっという間であった。
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